この記事では、「 excel 重複削除 関数 」を使用して、重要なデータのうっかり削除を防ぐ簡単な方法をお伝えします。膨大なデータを管理する上で、重複削除は切っても切れないタスクの一つであり、些細なミスが大きな損害に発展してしまうこともあります。
Excelは多少使えている自信はあるが、タスク数が毎日多いため、データの重複削除にかけている時間を少しでも削減できるようにしたい。
マクロを使用する場合、消されては困るデータが残っているか不安が残るので、可能な限り確認しながら重複削除を進めたい。
しかし、スピードを求めるとミスに繋がるリストが高まるので、どうにかして効率が上がる方法を知りたい。
複数の文字列を組み合わせながら「COUNTIF関数」を使用すれば、重複削除にかける時間の効率化だけでなく重要データを確実に残すことも可能になります。
この記事を参考にしながら、 excel 重複削除 関数 を行ってみて下さい。
- 複数の文字列を結合させた上で excel 重複削除 関数 を使用すると、精度の高い重複確認が行えるようになる
- Excelのデータタブ内「重複の削除」を使用し、重複削除を実行すると手間なく重複確認が行える
本記事の構成（＝もくじ）
excel 重複削除 関数 「COUNTIF関数」を使用する方法
- 「COUNTIF関数」を使用し、該当列内の重複データを確認
- 「COUNTIF関数」を応用し、重複確認したい文字列の横に「重複件数を集計」させることも可能
- 更に、複数の情報（文字列）を重複確認したい文字列に加え、精度の高い重複確認を行うことも可能
- 「&」で文字列結合させた列でCOUNTIF関数の使用は非常にオススメ
重複削除に便利な関数「COUNTIF関数」を使用し、該当列内の重複データを確認することができます。
B列＝重複チェックしたい列 D～F列＝商品の名称と重複件数、使用したExcel関数の記載
例えば、上図のように「Excel表 B列」に果物名の羅列がある場合、エクセル 重複 1つだけ表示 (まとめる)することが可能です。
B列＝商品名 C列＝重複件数 D列＝C列で使用したExcel関数
このExcel関数の機能を応用し、上図のように果物名の横に重複件数を集計することも可能です。
B列＝商品名 C列＝産地（＋αの情報） D列＝BセルとCセルの文字列を結合 E列＝重複件数 F列＝E列で使用したExcel関数
更に、上図のように「果物名＋産地」での重複件数を集計することも可能です。
特定の文字列に＋αの情報を加えることで、精度が高い重複件数を集計することが可能となり、”1つ残す、列ごとに確認する”といった自由度の高い削除が可能になります。
（上図のD3セルに入力したExcel関数＝B3&” “&C3）
最後に、Excel行E列『重複件数』へフィルター（ 
✓「&」で文字列結合させた列でCOUNTIF関数の使用は非常にオススメ
例えば、重複リストが存在しない企業リストを作成する場合は、国内で重複しやすい法人名を考慮する必要があるため、「法人名＋都道府県＋代表者名（例：株式会社ABC 東京都 山田太郎）」で空いている別列に表示させ、「COUNTIF関数」で重複確認の精度を高めることが可能です。
※同一社名でも都道府県と代表者名が異なる＝全くの別法人ということが多くある為
仮に、株式会社ABCという社名が国内で30社以上存在する場合でも、都道府県と代表者名を社名に加えることで、不要な同一社名の重複集計から回避することが可能です。
「データ － 重複の削除」で 重複を除いて抽出
- 関数をせずに重複データを削除したい場合は、Excel「データ タブ」の【重複の削除】を使用
- 重複削除を行いたいExcel列を指定するだけで、データを”1つ残す”削除が行える
- 思わぬミスを防ぐため、削除対象の列を一つずつ選択削除を行うと良い
- 【オススメ】思わぬ操作ミスを防ぐため、あらかじめシートコピーする
Excelの「データ タブ」から操作します
重複を除いて抽出 したい場合は、「データ タブ」にある【重複の削除】がおすすめです。
全ての列を選択せず、一つずつ重複削除を行う
重複削除を行いたいExcel列を指定するだけで、重複を除いて抽出できます。また、行ごとに重複削除が行えますが、思わぬミスを防ぐため、上図のように削除対象の列を一つずつ選択削除を行うと良いでしょう。
最後に、思わぬ操作ミスを防ぐため、あらかじめシートコピーしておくことをオススメします。削除後にミスが発覚しても新たなデータを用意することが可能です。
まとめ
操作に慣れると大幅な時短が実現できます
多くのデータを扱う上で、重複データの削除は頻繁に行う重要タスクですが、重要なデータをうっかり消してしまい、それに気付いていない方をよく目にします。
少し手間がかかっても、重要データを残しつつ、精度の高い excel 重複削除 ができるよう、操作手順を見直しながら進めると良いでしょう。
もし、重複削除について質問がある場合は、「 Contact Form 」から、お気軽にお問い合わせください。