この記事では、「 エクセル ビンゴ マシーン 」の番号を、Excelに設置したボタンをマウスでクリックするだけで、その値が「Power Point」で表示できるVBAコードを共有しています。
手作業で エクセル ビンゴ マシーン の番号をお伝えする必要がなくなるだけでなく、ランダムで表示できるビンゴの値を「自動で」簡単に取得できます。
エクセル ビンゴ マシーン のレイアウトは、このページをご覧になられている方がご用意いただく必要がありますが、一度レイアウトを作ってしまえば次回以降も活用可能です。
マクロの設定方法に不慣れな方でも操作しやすいよう、マクロの設定手順を画像付きで解説しています。マクロを活用して、 エクセル ビンゴ マシーンをカンタン運用しましょう。
- マクロ操作に不慣れでも画像解説付き
- マクロを一度、設定するだけで「ランダム選択されたビンゴの値」がモニター表示できる
- マクロのカスタマイズができるよう、VBAコード編集解説も用意
ビンゴカードの作成を検討中の方向け
Excel × PowerPoint版ビンゴマシーンの仕様
- ランダム選択される値の範囲:1~75
- 重複した値が表示される確率が低くなるよう内部対策済
- 表示済の値はExcel側で確認可能
- Excel上に配置したボタンをクリックするだけでビンゴの値がPowerPoint側で表示
※VBAコード内を編集することでビンゴ値の表示範囲が可能です※
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ExcelとPowerPointの設定方法(7ステップ)
- Excelの「開発タブーVisual Basic」から設定を開始する
- 「Visual Basic(VBA)」設定画面を開いたら、「挿入タブー標準モジュール」を選択する
- 「Module1」が新たに表示されたら、下図の赤枠内に【VBAコード】を貼り付け、保存ボタンを押す
- マクロが新しいExcelシートを作成し、下図のように エクセル ビンゴ の「ランダムの番号並び」を80枚分、自動作成する
- カスタマイズ方法
① Excelの「開発タブーVisual Basic」から設定を開始する
②「Visual Basic(VBA)」設定画面を開いたら、「挿入タブー標準モジュール」を選択する
③「Module1」が新たに表示されたら、下図の赤枠内に【VBAコード】を貼り付け、赤丸部分の保存ボタンを押す
赤枠内に張り付けるVBAコード(Excel版)
Sub ビンゴルーレットの値を送信()
' ランダムな値を取得
Dim ルーレットの値 As Integer
Dim 最小値 As Integer
Dim 最大値 As Integer
' 範囲を指定
最小値 = 1
最大値 = 75
' ランダムな値を生成
Randomize
ルーレットの値 = Int((最大値 - 最小値 + 1) * Rnd + 最小値)
' ルーレットの値をセルに書き込む
ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Range("A1").Value = ルーレットの値
' PowerPointに値を送信
表示更新 CStr(ルーレットの値)
End Sub
Sub 表示更新(ルーレットの値 As String)
' スライド番号
Dim slideIndex As Integer
slideIndex = 1 ' スライドが1つの場合。必要に応じて変更してください。
' Shapeの名前が"TextBox1"の場合に値を更新
Dim ppt As Object
Set ppt = CreateObject("PowerPoint.Application")
' アクティブなプレゼンテーションを取得
Dim pres As Object
Set pres = ppt.ActivePresentation
' スライド内のShapeを取得
Dim shp As Object
Set shp = pres.Slides(slideIndex).Shapes("TextBox1") ' TextBox1は適切なShapeの名前に変更してください
' Shapeのテキストを更新
shp.TextFrame.TextRange.Text = ルーレットの値
End Sub
④Excel上でビンゴの値を表示させるための「ボタン」を2つ配置する
■ボタンの役割
【初期化】
ビンゴ値の表示範囲(現在の仕様は1~75)をExcel列Aに表示【ビンゴルーレットの値を送信】
A列に配置された値からランダムで表示させる値を選択し、同時にExcel列Bに表示
(ごく稀に重複値が表示される可能性あり)
※現時点ではPowerPointの設定を行っていないため、ボタン「ビンゴルーレットの値を送信」をクリックするとエラーが発生する
⑤PowerPointの「開発タブーVisual Basic」からマクロ設定を行う
- アニメーション
- スライドショー
- 開発
赤枠内に張り付けるVBAコード(PowerPoint版)
' PowerPoint VBAコード
' グローバル変数
Public currentValue As Integer
' スライドが開かれるたびに呼ばれるイベント
Private Sub App_PresentationOpen(ByVal Pres As Presentation)
' グローバル変数の初期化
currentValue = 0
End Sub
' ボタンがクリックされたときに呼ばれるメソッド
Sub IncrementValue()
' スライド上のテキストボックスの名前を指定(TextBox1は適切なShapeの名前に変更してください)
Dim shp As Shape
Set shp = ActivePresentation.Slides(1).Shapes("TextBox1")
' 現在の値を取得してカウントアップ
currentValue = currentValue + 1
' テキストボックスのテキストを更新
shp.TextFrame.TextRange.Text = CStr(currentValue)
End Sub
⑥PowerPoint画面とExcelの「ビンゴ値」を連動させるための設定を行う
「挿入タブーテキストボックス」を選択し、ビンゴ値を表示させる箇所を作成する
※「TextBox1」以外の文字を入力すると正常動作しないため要注意
上記設定の完了後、このPowerPointを保存する
⑦PowerPointとExcelの「連動テスト」を行う
PowerPointの上記矢印部分を押し、「プレゼンテーションモード」に切り替える
(アニメーションなどの見栄え確認のため)
■ビンゴ値が表示されない場合
【Excel側の再確認】
- 本記事で提供しているマクロのコードが全て張り付けられているか
- ボタンに「マクロ登録」されているか
【PowerPoint側の再確認】
- 本記事で提供しているマクロのコードが全て張り付けられているか
- テキストボックスにオブジェクト名「TextBox1」が設定されているか
カスタマイズ方法
下記VBAコードの赤字箇所の値を変更すると、ビンゴ値の表示範囲が指定できます
■カスタマイズの注意点
【重複値の表示確率が高まってしまう】
現在の仕様(1~75が表示)では重複値の表示確率が低く設定されてますが、表示範囲を狭めれば狭めるほど、重複値の表示確率が高まります
Sub ビンゴルーレットの値を送信()
' ランダムな値を取得
Dim ルーレットの値 As Integer
Dim 最小値 As Integer
Dim 最大値 As Integer
' 範囲を指定
最小値 = 1
最大値 = 75
' ランダムな値を生成
Randomize
ルーレットの値 = Int((最大値 - 最小値 + 1) * Rnd + 最小値)
' ルーレットの値をセルに書き込む
ThisWorkbook.Sheets("Sheet1").Range("A1").Value = ルーレットの値
' PowerPointに値を送信
表示更新 CStr(ルーレットの値)
End Sub
まとめ
本記事で紹介した設定を行うことで、ただ読み上げるだけだった「ビンゴマシーンの値」を目立たs手表示させることが可能です。
大切なイベントの中で催される「ビンゴゲーム」を有意義なものにするためにも、可能な限り盛り上がる環境作りを意識しましょう。
この記事に関しての質問や、「Excelマクロを作成してほしい」などの仕事依頼がある場合は、下記フォームからお問合せください。返信まで少々お時間をいただくことがございますが、あらかじめご了承ください。